卵巣腫瘍のMRI検査

卵巣腫瘍のMRI検査

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卵巣腫瘍のMRI検査

 

このページでは、卵巣腫瘍の内診に続いて行われる画像診断の中の、MRI検査について説明しています。

 

超音波検査よりも精度が高い検査です。

 

ちなみに、MRIは、「Magnetic resonance imaging」の頭文字です。


精度の高い情報を得られるMRI検査

MRI検査は、卵巣腫瘍と子宮筋腫の区別のためや、
腫瘍の中にたまっている液体の性質や、どんなタイプの卵巣腫瘍なのかを
知るためにとても重要な検査です。

 

また、悪性腫瘍の場合は周辺への広がりを推定するためにも使われ、
卵巣腫瘍の治療方針を決めるために、なくてはならない検査です。

 

MRI検査の特徴

MRI検査の特徴はいくつかあるのですが、
まずは、放射線被曝の問題がないことがあげられるでしょう。

 

2つめとしては、超音波検査よりも精度が高い検査だということです。

 

MRI検査は、腫瘍内容液の成分が、水なのか、粘液なのか、
出血なのか、脂肪なのかなどを判定することができます。
超音波検査では、そこまでの分析はできません。

 

3つ目の特徴としては、体を縦切り、横切り、あるいは斜めきりなど
いろいろな断面で観察できることです。

 

ドラマやドキュメンタリーなどでMRI画像が出てくることがあるので、
テレビを通して見たことがある人も多いと思います。

 

病変部分をさまざまな角度から観察することができるので、
多くの情報を得られることが強みになります。

 

MRI検査の問題点

たくさんの情報を得られる有能なMRI検査にも弱点があります。

 

まず、検査を受ける患者の負担の問題です。

 

一見、寝ているだけなので楽なイメージがあるのですが、
実際に受けると少ししんどい面があります。

 

最低でも10〜15分くらいは体を動かさない体勢を保つ必要があり、
じっと寝ていられない人には結構苦痛です。
体を動かすと画質が落ちてしまうので、技師からは安静を注文されます。

 

閉鎖空間に閉じ込められるので、閉所恐怖症の人は
検査が受けられない場合がありますね。

 

あと、重度の閉所恐怖症の人でなくても、
検査を受けられないケースがいくつかあります。

 

妊娠中に検査を受けるケースもありますが、
妊娠中期・後期なら行えますが、妊娠前期のMRI検査は、
一般的には控えたほうがよいとされています。

 

また、MRI検査では必要に応じて、ガドリニウムを含む造影剤を
使うことがありますが、乳汁中に分泌されてしまうので、
造影後24時間は授乳をさけるのが望ましいと言われています。

 

それから、心臓ペースメーカー、人工内耳などの体内電子装置がある人は、
誤作動を起こす可能性があるので検査をうけられなかったり、
脳動脈瘤のクリップ、インプラント義歯、心臓人工弁など
手術で金属を使用した場合にも、受けられない場合があります。