卵巣腫瘍の超音波検査

卵巣腫瘍の超音波検査

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卵巣腫瘍の超音波検査

 

このページでは、卵巣腫瘍の内診に続いて行われる画像診断の中の、超音波検査について説明しています。

 

超音波検査は最もポピュラーな画像診断です。


超音波検査は外来でできる簡便な検査

超音波検査の特徴を一言でいうとしたら、
放射線被曝の心配がなく、造影剤も使わない
とても簡便な検査だということができます。

 

超音波検査には2種類あり、
おなかの上から調べる「経腹超音波検査」と、
膣の中から調べる「経膣超音波検査」とがあります。

 

後者の経膣超音波検査は、超音波を発するプロープと呼ばれる器具を
膣に挿入して子宮や卵巣を視察するのですが、
外来で簡単に行うことができるため、
卵巣腫瘍の有無を調べるのにいちばん適した検査だと言うことができますね。

 

経膣超音波でみると、長径2〜4センチ(成熟期)の楕円形をした卵巣や、
卵巣の中にある数ミリから2センチ程度の卵胞がいくつも観察できます。

 

ちなみに、卵巣の大きさの話が出たので参考に言うと、
卵巣は閉経すると急速に小さくなって、
経膣超音波検査ではなかなか確認できないようです。

 

経膣超音波で閉経後の女性の卵巣を確認できるのは、
100人中10人に満たないくらいだということです。

 

どんな仕組みなの?

超音波検査の原理がどんなものかというと、
ちょうど「やまびこ」のようなものですね。

 

山で「ヤッホー!」と叫ぶと、少し遅れて「ヤッホー、ヤッホー!」
と自分の声が山に反射して戻って聞こえてくるあのやまびこです。

 

超音波を当てると、液体部分からは反射がありませんが、
固形部分(医学的には充実性部分といいます)からは反射があります。

 

超音波検査の写真には、反射のない液体部分は黒く、
反射のある部分は白く映って見えます。

 

写真に映った被膜や隔壁の厚さ、内容液の状態、
充実性部分の有無などによって診断します。

 

ここからは、あまり覚える必要はありませんが、
超音波検査の診断には、T型からY型に分類されていて、
T型、U型、V型の大多数は良性腫瘍で、
W型は約50%、X型では約70%、Y型では約30%が
悪性腫瘍だと言われています。