画像診断と腫瘍マーカー

画像診断と腫瘍マーカー〜卵巣腫瘍の診察の流れ〜

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画像診断と腫瘍マーカー〜卵巣腫瘍の診察の流れ〜

 

内診に続いて行われる画像診断と、卵巣腫瘍と診断された場合に行う腫瘍マーカーの内容について、簡単に説明しています。

 

個々の画像診断の内容については、このページでは詳しく説明していませんので、もっと詳しく知りたい場合は、左メニューの検査名のページをご覧ください。


内診ではわからない小さな卵巣腫瘍を見つける

内診に続いて、超音波検査(エコー検査とも言われています)をします。

 

超音波検査には2種類あり、
おなかの上から調べる「経腹超音波検査」と、
膣の中から調べる「経膣超音波検査」とがあります。

 

経膣超音波検査は、内診台で簡便にできるので
広く普及しています。

 

内診である程度のことはわかりますが、
内診ではわからない小さな卵巣腫瘍もあるので、
その診断や、卵巣腫瘍の性状を把握するのに不可欠の検査です。

 

卵巣腫瘍と診断されると、、

超音波検査で卵巣腫瘍と診断されると、
次に腫瘍マーカーの検査が行われます。

 

さらに、MRIで卵巣腫瘍の性状を調べることになります。

 

もし、卵巣がんが疑われる時は、腹部や胸部のCTを行って、
リンパ節移転、腹膜播種(腹膜への移転のこと)、
肺・肝臓などへ転移がないかどうかを調べます。

 

最近では、PETと呼ばれる方法での転移の診断も
徐々に普及してきています。

 

最後になりますが、このページで登場した画像診断の特徴を
まとめたのが下の表です。

 

卵巣腫瘍における画像診断の比較
*横軸の「検査名」をクリックすると、詳しい説明ページに行きます。

 

経膣超音波

MRI

CT

PET/CT

簡便さ

簡便

簡便ではない

簡便ではない

簡便ではない

検査時間

短時間

CTより長い

比較的短時間

CTより長い

放射線被曝

なし

なし

あり

あり

検索範囲 骨盤内に限られるので、リンパ節、遠隔転移の検索は不可能 狭い。リンパ節、遠隔転移の同時検索には不適 MRIよりも広い。リンパ節、遠隔転移の同時検索に有用 一度に全身の検索が可能で、リンパ節、遠隔転移の検索に有用
妊娠中の検査 可能 14週以降は行うことができる 行わないのが一般的 行わないのが一般的
卵巣腫瘍の質的評価 優れている もっとも優れている 優れている 有用性は低い
検査ができない状態 性体験のない女性 体内に電子装置(心臓ペースメーカー、人工内耳など)がある。体内に金属(脳動脈瘤クリップなど)がある。刺青、閉所恐怖症の人 造影剤アレルギーのある人 高血糖状態の人。造影剤アレルギー(造影CTの場合)のある人
検査費用

もっとも安い

高い

高い

もっとも高い

再発の診断

有用性は低い

有用性は低い

高い

非常に高い

 

 

次のページでは、内診や画像診断などで、
卵巣腫瘍と判断された時に行われる細胞診について説明しています。

 

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